体幹と体軸  いったいどこ?

『体幹』が大切と言われますが、

 

いったいどこのことなのでしょう?

また『体軸』という同じような言葉も良く聞きます。

 

体幹って身体のどの部分?

 

実は『体幹』についての明確な定義はありません。指導者によってさまざまな説明がなされているのです

最近体幹トレーニング」「コアトレーニング」など「体幹」という言葉をよく耳にしますが…身体のどの部分?言葉だけが独り歩きしている感もあります。

広い意味で体幹とは、胴体(胸部・腹部・腰部・背部)の部分を指します。

 

厳密には腹筋の一番深部にある腹横筋、そして横隔膜、背骨に一番近い多裂筋、骨盤の最下部で臓器を支える骨盤底筋群に囲まれた、腹腔壁を構成する身体の中心部分を指します。

体幹には2つの意味があります。

広い意味での胴体

●狭い意味で胴体の深層部の4つの筋肉

横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)を指します(この4つの筋肉を総称してインナーユニットと言います)。

 

これらの筋肉を強化して「柔軟性のある」「強い」「バランスのとれた」体幹をつくることを「体幹トレーニング」と呼んでいます。

体幹は、「立つ」「座る」「歩く」といった人間が姿勢を保持するうえでとても重要な働きを担っています

脊柱の周りにある体幹部の筋肉をしっかりと鍛えて固めることで、脊柱が安定し正しい姿勢を保持できるようになります

 

体軸とは何か?

体幹進化した領域が体軸といわれています。

●頭から足まで構成されている5つのパーツです。首・肩(肩甲骨)・脊柱(骨盤)・股関節・足で構成されているもの

 

体幹は5パーツのうちの1つにし過ぎません。

体は頭から足まで骨や筋肉で複雑に連携・連動して動いているいます。体幹だけをトレーニングしても100%の力を発揮することができません。

つまり

体幹を鍛えるだけではダメ。

 

体づくりの最終形は「体軸」と言えます。頭から足まで”軸化”することがバランスのとれた理想形ですね。

ブレない軸が手に入れば、日常生活のケガの予防、スポーツの向上につながります。

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