乳がんのリスク軽減を目指して
目次
乳がんの罹患率
乳がんは1950年から増え始め、2006年には、11,175人が亡くなりました。女性死亡率では、胃がんを抜いて1番高くなりました。。
2003年には18人に一人の生涯リスクであったが、2013年には11人に一人となり、今後も増えるづけていくと予想されています。
2015年の死亡率は13000人で、
女性のがん死亡率でえ40歳代後半から50歳代前半では、最も多くなっています。
芸能界でも、小林麻央さんの死去で乳がんについて、広く知られる様になりました。
乳がんの高リスクとは
①母・姉妹が乳がんにかかったことがある
②本人が乳がんか乳線疾患にかかったことがある
③高年初産
④未経産
⑤栄養過多による肥満
乳がんの増加の原因には食生活の欧米化、出産年齢の高齢化などの生活の変化が関係していると言われています。
検診の必要性
乳がんはしこりの小さいうちに発見して、適切な治療を行えば90%以上が治るとの統計結果が出て居ます。
欧米では、乳がんの発生率は増えているのに、死亡率は減少しているのです。
その理由の一つとして、早期発見のためと言われています。
大切なのは、早期発見!
早期治療なら高い治癒率
何の検査をいつ受ければいいか
乳がんは30歳代から増え始め、40歳代後半~60歳代前半で最も発症率が高くなります。
30歳から自己検診を始め、40歳からマンモグラフィー検査を!
もし、自己検診で違和感を覚えたら、乳腺科を受診。
検査は、問診・視診・触診・マンモグラフィーが行われます。
マンモグラフィーとは
⇒乳房専用のレントゲン撮影です。
斜め・上下で4回の撮影がされます。検査では40歳代は2方向50歳以上は斜め一方向が良いとされています。
⇒欧米で広く実施され、死亡率を減少させる効果があると科学的に証明されています。
⇒乳房に限定されているため、被ばく量はからだへの影響はほとんどないといます。
自己検査方法
乳がんは、からだの表面に近い場所にできます。自分で発見できることも有ります。自己検査を定期的に行うことで小さな変化に気づくことができます。
毎月一回生理開始から、一週間後くらいの時期に行いましょう!
○見てチェック
両手を上げた状態と下げた状態で変化を診ます。
ひきつれやただれ、盛り上がりやくぼみ・へこみがないか。
○触ってチェック
仰向けになって、乳房・鎖骨の下・わきの下に硬い部分やしこりがないかどうか。
乳がんの理学療法とは!! 術後の痛み・肩関節機能の改善・リンパ浮腫の軽減・日常生活指導・精神的サポートなどが行われます。