サルコペニア

サルコペニアって聞いたことありますか?

 

加齢・病気・運動不足・栄養不足などによる筋肉量の減少のこと。

サルコペニアとは「筋量と筋力の進行性かつ全身性の減少に特徴づけられる症候群で、身体機能障害・生活の質の低下・死のリスクを伴うもの」【2010年EWGSOP定義】とされましたが…

概念は曖昧です。

 

似たような言葉で、フレィルという言葉も。

 

この二つは概念の境界が曖昧でかぶっている部分もあります。

フレイルは身体側面にとどまらず、精神心理的・社会的側面を含む広い範囲の概念です。

 

大切なことは、

2016年 ICD-10にサルコペニアが疾患として初登録されたこと。つまり、近いうちに病名としての診断になるということです。

 

病院に入院(回復期)している2人に一人・65歳の自立した生活を送っている、10人に1人は現在サルコペニアである、というから驚きです。

 

加齢とともに一日1%筋量が減る。床上安静で一日0.5%筋量が減少する。

 

サルコぺニアの治療法=栄養指導と運動療法が必要

 

まだまだサルコペニア治療のエビデンス(研究データ)は少ないが…最新データでは栄養単独では筋肥大はしません。もちろん栄養が足りていないと筋力アップも望めないのです。

運動は何をすれば良いのか・・・

 

起立訓練(立ち上がり運動)は、バランス・筋力・耐久性(持久力)・精神面なの目的で効果があったとの報告がありました。

特に認知機能の向上に関しては、抹消の筋収縮が脳に刺激をあたえることがら効果があるのではないかというから興味深いですね…

 

では、食べ物は何を取ったらよいか・・・タンパク質です。

 

まだまだ、研究データは足りないのですが、必須アミノ酸を中心に筋肉量が改善されたとのこと(タンパク質が分解されてアミノ酸になります)。高齢者は若い人の2倍のタンパク質を摂取する必要があるのです。

 

どうしても、炭水化物中心の食事になりがち。炭水化物はご存知の通り糖質となります。糖質はエネルギー源にもなりますが、やはり抑えたいです。

 

 

参考資料:メディカルプレス vol33 理学療法

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