学習のメカニズムとは
ピラティスのインストラクター資格に挑戦しています。
久しぶりにいい意味での緊張感と ”やばいできない”感を感じています。
授業では、指導ができるようにならなくてはいけないので、
ピラティスのエクササイズはたくさんあるのですが…
そのつ一つに対して、
運動の方法を覚えて、正確なエクササイズに修正(引き出す)を求められます。
頭で理解して、体で動くことができて、他者に伝えていくのです。。。
理学療法士の勉強を始めた時に、
ぶち当たった壁がありました。
若い時には、頭で理解しなくても、見るとなんとなく体が動くという感覚があるのですが…
その感覚がないのです。
目次
体が動かないという感覚。
体が動かして治療していく仕事なので、ものすごく苦労しました。
今回、インストラクターとしてまた、同じ様な壁にぶち当たりました。
頭に入っていることを、動きで伝えて表現することができないのです。はあ~
体が動かない。
でも、
答えは、1つだけ・・・繰り返しです。
ラーニングマトリックスという学習のメカニズムご存知でしょうか。
実に、身をもって実感しています。
4段階
その新しい運動を学習する過程には4つの段階があると言われています。
1.Unconscious Inconpetence(意識できず正確に動けない)
2.Consious Inconpetence(意識できるが正確に動けない)
3.Consious Conpetence(意識できて正確に動ける)
4.Unconscious Conpetence(無意識で正確に動ける)
これを「ラーニングマトリクス」(Conscious Competence Leaning Matrix)と言います。
この流れがわかっていると、学習する際になぜできないのか分かってきます。継続する力となります。
例えば、スケートが滑れるようになるまで。
レベル1の段階では、
わからないからあきらめてしまう、ということが問題になります。
テレビの番組でやっていたて、自分でもやってみよう、と始めた人。始めたはいいがどう滑るか分からない。見様見真似ではできない。
その動作をできる人が良いのですが、それ以上に重要なのが「判断できる目」をもっているか、そしてそれを的確に伝えることができる人か、です。
レベル2は
滑り方は分かった。
何が原因で滑れないのかわかっていて、目の前にチャレンジすべきことがたくさんあります。
でも、なかなか滑れない状態。
継続するモチベーションは非常に高い状態にあると言えるでしょう。
レベル3は
動にか滑ることができるようになった。
でも、集中しないと転んでしまうこともある。
無意識で動ける状態、に上がるには
まだ反復練習が必要。
反復ばかりで、飽きてくる停滞期。
これを乗り越えるには似ているけれど少し違う動きにチャレンジするなど、バリエーションが必要。
ただ滑るだけでなく、ステップに挑戦してみるとか!
レベル4は
ようやく卒業のレベルです。
そして、このレベルで人に滑り方を教えられるようになります。
無意識に、だれかと話しながらでもスケート滑れちゃう。
ちなみに、この4つの段階をすっとばして、ぱっと見ただけでいきなりできちゃう人もいます。でも、比べてはダメですよね!!
最初は誰もがわからない!できない!ところから始まるんですね。
大切なことは
怖がらずにまず第一歩を踏み出すこと。