骨盤ケアは世界でこんなに違う
世界ではこんな骨盤のケアが行われている!
文化が変われば、治療も変わる!
目次
産後骨盤に布を巻くシンガポール
産後に人気なのは訪問マッサージだそうです。
マッサージの後に腹部や骨盤周りを長い布で巻く。腰周りを巻くと・・・腰周りを絞めることで骨盤を調整。母体の回復を助けるとされています。
骨盤ベルトのような効果があるのでしょう!
本来なら骨盤の深部を絞めたいので、表層の筋肉にしか効果が期待できないのではとの疑問も。
でも、骨盤が閉まっている感じはあるでしょうね。
シンガポールでは、産後の夫婦生活に重きを置く傾向があり、
「膣内レーザー」という治療を受ける女性も多いと言います。この治療は、膣弛緩症・尿失禁などを改善し産後の夫婦際生活を改善することが目的だそうです。
体操をまず指導されるアメリカ
まず、家庭医がケゲール体操などの骨盤低筋群治療を行うそうです。
ケゲール体操とは、もともとインドで開発されたものだそうですが、アメリカのケゲール医士によって尿失禁を防ぐ筋力強化療法として導入されたものだそうです。
改善しない時は、
ウロギネコロジー科という専門の診療科にかかります。日本の泌尿器科にあたるそうです。
ミシガン大学には、「産後裂傷外来」というのがあります。分娩時に肛門括約筋が裂傷すると、尿漏れや子宮脱のリスクがあがることがら、設けられているそうです。
妊娠中から家庭医に相談するオーストラリア
オーストラリアでは、何かあったら家庭医を受診する制度があるそうです。
出産は病院で行いますが、その日に退院することもあり、その後の治療は家庭医と助産婦が連帯して自宅訪問するそうです。
家庭医と助産婦は妊娠中から産後まで協力して教育とケアを行います。
ここで解決できない、便失禁や尿失禁に悩む患者は、「骨盤医療センター」というのが開設されていて、専門医に受信できます。
いつでもなんでも相談できる環境が整備されている。
段階的に専門的に治療できるシステムが作られていることは、日本より手厚い治療が施されている感じがしますね!!
骨盤底筋ケアは看護師が担当しているスウェーデン
カロリンスカ大学では、TENSという電気治療を膀胱や骨盤底筋群に行っています。
この電気治療を看護師が担当するそうです。
また、過活動膀胱に対して筋肉を弛緩させるボトックス注射を行うそうです。
この注射は日本では保険適用外で広く行われるようなりました。
麻痺の筋肉に対しての治療普及してきましたが、骨盤底筋に使っているとは、驚きです。日本より進んだ尿漏れ治療が施されているという感想です。
骨盤底筋トレーニングを保険でできるドイツ
ドイツでは産後の骨盤ケア、特に骨盤低筋群のトレーニングがとても重視されているそうです。
産後体操コースなどがあったり、理学療法士のマンツーマントレーニングが日常的に行われているといいます。
保険の治療は日本では、大きなケガをした時のみ。リハビリも診断のついた患者さんのみ。
産後のリハビリが必要ということは、ここ数年でしょう。