五十肩の基本・・・肩甲骨体操で

四十肩・五十肩で痛みが生じて肩が上がらないという方・・・とても多いです。

肩関節周囲炎との病名があります。

肩は、180℃上方向横方向にあがりますが・・・痛みが生じ90°以上上げることができない!

そして、手を後ろにまわして手を組んだりできなくなります。

 

原因として

日常生活の姿勢が大きく影響しています。

90℃までは肩の関節が影響していますが。90℃以降の問題に関しては、脊柱・胸郭の動きで問題があるのです。

肩に関しての解剖

 

肩関節は、上腕骨と肩甲骨で構成される関節であり、丸い上腕骨頭(ボール)とお皿(ソケット)のような肩甲骨の関節窩により構成されています。

実は、股関節の構造ににています…

その周囲の筋肉や腱が関節を支えることにより、不安定な肩関節というボールとソケットの構造は安定性を保っています

痛みの変化に合わせた運動

五十肩は経過に伴い、症状が変わっていきます。痛みに合わせて肩の安静と運動療法を適切に使い分けることが大切。

急性期(発症から2週間程度)

痛みが強いものの、無理をすれば肩を動かすことができます。痛みは、安静時や就寝時にも現れます。痛みを伴う動作は無理に行わないようにしましょう。

慢性期(6か月程度)

痛みは軽減しますが、肩が動かしにくくなります。無理に動かそうとすると痛みが出ます。痛みが軽減してきたら、少しずつ肩の可動域を広げていきます。

回復期(1年程度)

回復期は、徐々に痛みが解消していき、次第に肩を動かしやすくなります。しかし、数年かかる場合や、症状が残ることも。肩の可動域や低下した肩の筋力を取り戻すため、積極的に肩の運動を行います。

問題の多くは

肩の関節というより肩の筋肉(三角筋)で痛みがある場合

四辺形間隙症候群が原因であることがおおいです。つまり、何らかの原因で四辺形間隙=Quadrilateral space(以下QLS) にて腋窩神経が圧迫されるのです。要するに肩の後方で神経が締め付けられているということです。

 

QLS周囲を作るのは

小円筋・大円筋・上腕三頭筋長頭で構成する3つのスペース。この滑走性を出すことが大切!

エクササイズの基本

急性期の痛みがある時期

○コードマン体操(以前はアイロン体操といったそうです)

机などで体を支え、前かがみなります。
ダンベルやアイロンなど、おもりになるものを痛む手で持ちます。
下に降ろしたら振り子のように

左右

前後

円を描くように

色々な方向に動かしてください。

※痛みの範囲内で動かしましょう。

慢性期で痛みが減少してきたら

○肩甲骨体操

上下・前後・左右の6方向へ肩甲骨を動かしましょう!!

肩を上下(首・腕をまっすぐに伸ばして)

 

肩を前後(両手を肩の位置に)

肩を左右回す(上の手を上げて左右に下方へ)

回復期の最終域で手が上がらない時期

 

○壁の腕立て

壁か手すりの前に立って、壁に手をついて斜めに前方に倒れます。

腕立て姿勢のようになります。

肘を曲げて伸ばす運動を繰り返します。

痛みの症状で、足の位置を前方後方に調節しましょう!!

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